2種類ある公務員看護師について

公務員看護師には地方公務員と国家公務員の2種類があります。
地方公務員看護師の主な勤務先は、都道府県立や市町村立の病院や診療所があげられます。
その他には、自治体の保健所や保健センター、公立の保育園や幼稚園などが勤務先です。
また、公立の看護学校も地方公務員になりますが、看護師としてではなく教員として働くため、単位の取得や講習への参加などが必要になります。
国家公務員として働く場合は、防衛省や厚生労働省、宮内庁病院などが勤務先にあげられます。
防衛省では各地の自衛隊病院へ、厚生労働省では看護系技官として看護行政の仕事を行います。
地方公務員で公務員看護師になるには、看護師免許を所持していればそれぞれの自治体や病院に応募して、小論文や面接などを経て採用が決定します。
4月から採用されることが多く、採用試験は年1回の実施がほとんどのため、気になる人は募集要項を細かく確認しておくことが必要です。
国家公務員として働く場合は勤務先によって採用方法が異なります。
例えば、自衛隊看護師の場合は防衛医科大学校看護学科に入り看護師を目指したり、看護師免許を取得した状態で中途採用を受けたりする方法があります。
他にも、厚生労働省で勤務する看護系技官になるためには、看護師免許以外にも経験年数などの応募条件があります。
公務員看護師は福利厚生や労働時間、休日がしっかりと決まっている点が大きなメリットです。
また、公務員のため、公務員法により副業を行うことは禁止されています。